▲ページTOPへ

株式会社e-clean さいたま市見沼区・南区・志木市、東京都渋谷区・世田谷区のクリーニングならe-clean 048-685-6780

お知らせ

なぜウールは縮むのでしょうか

いつもご利用ありがとうございます。

さて、今回はなぜウールが縮むのかというお話です。

羊毛の繊維を顕微鏡で拡大してみると、繊維表面がギザギザしていてウロコ状になっています。

このウロコは乾燥状態だと閉じていて、繊維同士を動かしてもからみにくいですが、水の中だとウロコが開いてしまい、更に水中で動かすことにより繊維同士がからみ合い、硬化(硬くなる)や収縮(縮み)を引き起こします。こうした現象を「フェルト収縮」と言い、これが縮みの原因なのです。

 

 

ドライクリーニングだと何故縮まないのですか?

ドライクリーニングとは、水を使わず有機溶剤を使うクリーニング方法です。

つまり、有機溶剤の中で品物をクリーニングすることで、羊毛の繊維表面にあるウロコが開きにくく、フェルト収縮が起きにくいからです。

 

「自宅で洗える」セーターは、何故自宅で洗えるのですか?

自宅の洗濯機で羊毛(ウール)のセーターが洗えない原因は、水分によりフェルト収縮が起きやすいところにありますが、近頃「自宅で洗える」ことを売りにする、いわゆる「ウォッシャブルセーター」が販売されていますね。

こうしたセーターには、水中での摩擦で収縮するという羊毛(ウール)のデメリットを抑える加工、つまり「防縮加工」を繊維に施している場合が多いと言えます。

 

 

羊毛(ウール)の収縮を抑えるには、水分を含んでも繊維の表面にあるうろこを開かせない工夫をすれば、繊維は絡み合わずに済み、結果縮みにくくなる、という考え方が基本にあるようです。

しかし特殊加工を行っていても、羊毛(ウール)セーターの水洗いは繊維の特性上「本来やるべきでないことをやる」訳ですので、注意が必要ですね。

(月)(火)スタンプ2倍です🎵

ご来店お待ちしてます✨