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お知らせ

ウールのお話し

ウールニットはなぜ縮むの?

ウールのニットが「家庭での洗濯禁止」になる理由の多くは、洗濯をすると縮んでしまうからなんです。

 

ウールなど動物の毛でできた繊維は、表面が「スケール」と呼ばれるウロコ状の層になっています。

 

そして、水に濡れると、水分を発散させるためにスケールを“開く”性質を持っています。

 

まさにウールも「呼吸している」のです。

 

スケールのおかげで、着用中には蒸れを抑えて快適な着心地が得られますが、洗濯の時にはデメリットにもなります。

 

 

ニットを濡らすとスケールが水分を含んで開き、スケール同士がひっかかりやすくなります。

 

その状態でニットが揉まれると、スケール同士が絡み合ってしまうのです。

 

スケールが絡み合って離れなくなり、固くなった状態を「フェルト化」といいます。

 

このフェルト化が起こると、ウールは縮んでしまいます。

 

「水分を含んだ状態」「揉まれる」という条件がそろった「水で洗う洗濯」は、ウールが縮む状況そのものなのです。

 

なので、ウールマークも洗えるとうたってる洗剤でも、水を使う訳ですから、ウールにとっては優しくないことが分かります。

 

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